こんにちは。関野です。
突然ですが、このような悩みはありませんか?
・なんか調子が悪いという感覚がずっとある
・気分が落ち込み気味で不安定
・寝ても取れない疲れがある
このような悩みがあるなら、
今回の動画で解説する「人体の炎症」の原因を日常生活から減らすようにすれば、このような悩みを解決していくことができます。
ぜひ最後までお楽しみください。
この記事の目次
炎症とは??
今日の動画で解説をする「炎症」はどんな人でも身近な存在なんです。
一番分かりやすいのは、転んで膝を擦りむいた時に液体が染み出しじくじくと痛くなって、皮膚が赤く膨れ上がりますよね。
これが「炎症」です。
他にも風邪で熱を出してしまうのも炎症です。
つまり、炎症というのは簡単に言うと、体が何らかのダメージを受けた時に有害な刺激を取り除こうと動き出す免疫システムのことです。
でも、炎症は風邪や怪我のように、はっきりと感じられるものだけではなくて、体の中で自分では炎症を起こしていると気付きにくい炎症もあります。
この動画で取り上げたいのは、体の中で自分では気づきにくい炎症の方です。
最近の研究では、この炎症によって今までとは違う角度から説明ができる症状があります。
その代表例が「老化」と「慢性疲労」と「うつ」です。
結論と要点だけを簡単に言います。
100歳近くまで生きている健康な高齢者と一般的な高齢者の体内での炎症レベルを比較すると明らかな差として健康な高齢者の炎症レベルは低かったという実験結果が出ています。
また、被験者を集めて、自分の体調に関して5段階で主観的な評価をしてもらったら、その主観的な評価と体内の炎症レベルとの間には強い関係性が見られました。
うつ病に関しても、その原因としてうつ病の炎症モデルが注目されています。
以前は脳の神経伝達物質のバランスの崩れで、うつ病の症状を説明していましたが、それだと矛盾がありました。
でも、人が何らかのダメージを受けて、「サイトカイン」という炎症性の物質が分泌されることで脳の機能に影響を与えてしまっているのではないかという、「うつ病の炎症モデル」の仮説が立てられています。
炎症の原因は??
こうした現代人特有の症状の原因となっている炎症とは一体何なのでしょうか?
炎症が起きる原因は、炎症というのは始めに言ったように、体内の有害な刺激を取り除こうとする免疫システムであって、その免疫システムが働いた結果として、怪我の時に皮膚が膨れ上がったり、風邪で熱が出たり、「老化」「慢性疲労」「うつ」といった症状が表面化してきます。
怪我や風邪だと免疫システムが働いた結果として、速やかに有害な刺激が取り除かれるわけなんですけど、「老化」「慢性疲労」「うつ」といった場合だと免疫システムが働いたとしても、自分では自覚ができないレベルでの有害な刺激が次から次へ来るので、なかなか治らずに免疫システムが働きっぱなしという状態になってしまいます。
自覚できない炎症の原因になる有害刺激
では、自分では自覚ができないレベルの有害な刺激というのは一体何なのでしょうか?
今回参考したのは、ハーバード大学古代人類学者ダニエルリーバーマン氏が提唱した考えです。
昔と比べて、「大きすぎること」「少なすぎること」「新しすぎること」この三つの枠組みに照らし合わせて昔と今でミスマッチが起こっている事柄を見つけるという方法です。
この方法の理屈としては、現代人の体は脳も含めて、肉体レベルでは古代の人たちと同じであるにもかかわらず、昔の刺激とは異なる刺激になってしまい、その異なる刺激を有害なものとして取り除こうと免疫システムが起動して、炎症が起きているというものです。
この三つの枠組みに照らしてみると、、、
「大すぎること」の例としては、「摂取カロリー」「アルコール」「オメガ6脂肪酸」「飽和脂肪酸」「塩分」「乳製品」「満腹感」「人口密度」「衛生環境」「課題」「人生の価値観」があります。
「少なすぎる」例としては、「有酸素運動」「筋肉を使う運動」「睡眠時間」「空腹感」「ビタミンミネラル」「食物繊維」「オメガ3脂肪酸」「自然」などがあります。
「新しすぎる」例としては、「加工食品」「トランス脂肪酸」「果糖ブドウ糖液糖」「公害」「人工照明」「デジタルデバイス」「インターネット」「化学物質」「抗生物質」などがあります。
炎症を抑える対策とは??
どれもこれも今だと、当たり前すぎてそれが炎症の原因となっているとは気づかないですよね?
私たち現代人の知識であったり、生活習慣という観点からは決して目新しいものではありませんが、私たちのこの人体レベルではまだ適応できずに、むしろ有害な刺激として炎症反応を起こしてしまっているというわけです 。
有害な刺激への対策のザックリの考え方としては、、、
有害な刺激に対して「多すぎるものは減らす」「少なすぎるものは増やす」「新しすぎるものはなくすか刺激を和らげる」という対策が何かできないか考えてみてください。
全てを完璧にすることは現実問題として無理だと思いますが、「慢性疲労」「うつ症状」と言った明らかな悪影響が表面化する前に、その炎症を抑えることは可能だと思います。
まとめ
以上いかがでしたか?
この動画では「慢性疲労」「うつ」といった症状の原因として「炎症」について解説してきました。
頭では対応ができていても、体が対応できていないので「炎症」という形で体は悲鳴をあげています。
そのことで身体面、メンタル面に対して大きな影響をじわじわと与えているわけなんです。
そうした炎症に対する理解を深めて、「大すぎることを減らす」「少なすぎることを増やす」「新しすぎるものはなくすか刺激を和らげる」といった対策をぜひ、今日から取り入れてみてください。
そうした生活を習慣化することで身体の内側から健康になっていきます。
結果として、、、
・なんか調子が悪いという感覚がずっとある
・気分が落ち込み気味で不安定
・寝ても取れない疲れがある
といった問題も解決されていくと思います。
今回のブログは以上になります。
ではでは、また次回。
PS.
今回のブログを動画でも解説しました。
ぜひ動画もご覧ください。
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