
こんにちは。小岩整体院の関野です。
今日は、デスクワークの肩こりがなかなか良くならない原因についてお話しします。
- 肩が常に重い。
- マッサージに行っても、数日でまた戻ってしまう。
- 夕方になると首の付け根が張って、頭まで重くなる。
- パソコン作業のあと、腕や手までだるい。
このようなお悩みはありませんか。
先に結論をお伝えします。デスクワークの肩こりが繰り返す背景には、こっている僧帽筋そのものよりも、肩甲骨・胸郭・腕まわりが動きにくくなり、首と肩に負担が集まり続けている状態が関係していることがあります。
この記事では、肩こりが戻ってしまう理由、自分で振り返れるチェックポイント、無理のないセルフケア、医療機関へ相談した方がよい目安を順番に解説します。
この記事の要点
- デスクワークの肩こりは、首や肩の筋肉だけが原因とは限りません
- 肩甲骨と胸郭(胸まわりの骨格)が動きにくいと、首と肩の筋肉に負担が集中しやすくなります
- パソコン作業で使い続ける腕や前腕の状態も、肩の張りに関係することがあります
- しびれ、力が入りにくい、発熱を伴うなどの症状がある場合は、整体より先に医療機関へ相談してください
- 小岩整体院では、肩そのものだけでなく、姿勢、肩甲骨の動き、胸郭の動き、腕の使い方を確認します
デスクワークの肩こりは、首と肩だけが原因とは限りません
デスクワークの肩こりでは、首と肩の筋肉だけでなく、肩甲骨・胸郭・腕まわりの動きにくさが関係していることがあります。
肩こりというと、多くの方は「首と肩の筋肉が硬くなっている」と考えるかもしれません。もちろん、それも間違いではありません。実際に、僧帽筋上部や肩甲挙筋といった首から肩にかけての筋肉は、パソコン作業で張りやすい部分です。
ただ、そこを揉んでも数日で戻ってしまう場合、硬くなっているのは「結果」で、負担がかかり続けている理由が別にあることも考えられます。
大切なのは、こっている場所をほぐすことだけではなく、なぜそこに負担が集まるのかを見つけることです。
つまり、肩こりを「肩の問題」としてだけ見ていると、一時的に軽くなっても、また同じ状態に戻りやすいということです。
なぜデスクワークの肩こりは繰り返すのか
デスクワークの肩こりが繰り返す背景には、次のような要素が重なっていることがあります。ひとつずつ見ていきます。
肩甲骨が動きにくくなっている
肩甲骨が動きにくくなると、腕を使うときの負担が首と肩の筋肉へ集中しやすくなります。
肩甲骨は、背中の上でスライドするように動く骨です。本来は、腕を前に出す、上げる、戻すといった動作に合わせて一緒に動きます。
ところが、パソコン作業のように腕を前に出したまま固定する時間が長くなると、肩甲骨まわりの菱形筋や前鋸筋が働きにくくなり、位置が固定されやすくなります。
一般的には、肩甲骨の動きが減ると、腕の重さを支える役割が僧帽筋上部や肩甲挙筋に偏りやすいと説明されます。首の付け根がいつも張っている方は、この状態が関係している可能性があります。
胸郭が硬くなり、呼吸が浅くなっている
胸郭が硬くなると、呼吸が浅くなり、首まわりの筋肉が呼吸を助けるために働き続けることがあります。
胸郭とは、胸椎、肋骨、胸骨で構成される胸まわりの骨格です。簡単に言うと、肺を囲んでいるかごのような部分で、呼吸のたびに広がったり縮んだりします。
前かがみの姿勢が続くと、この胸郭が広がりにくくなります。すると、深く息を吸いづらくなり、斜角筋や胸鎖乳突筋といった首の筋肉が呼吸を補助するように使われやすくなります。
イメージとしては、本来は胴体全体で行う仕事を、首の細い筋肉が肩代わりしている状態です。その状態が1日8時間続けば、首と肩が張るのも自然なことです。
巻き肩で、胸の前側が縮んだままになっている
胸の前側にある小胸筋や大胸筋が縮んだままになると、肩が前に入り、肩甲骨が本来の位置へ戻りにくくなります。
キーボードとマウスを操作する姿勢は、両腕を体の前に置き続ける姿勢です。この時間が長いほど、胸の前側は縮んだ状態で固定されます。
背中側だけをほぐしても肩の位置が戻らないのは、前側が縮んだままになっているケースがあるためです。背中を伸ばそうとしても、前から引っ張られていれば元に戻ってしまいます。
腕と前腕を使い続けている
パソコン作業では、腕・前腕・手の筋肉を細かく使い続けるため、その負担が肩の張りに関係することがあります。
キーボードを打つ、マウスを動かす、スマートフォンを操作する。どれも大きな動きではありませんが、前腕の筋肉は長時間働き続けています。
施術の現場では、肩こりを訴える方の前腕を確認すると、本人が自覚していないほど張っているケースがあります。腕から肩、肩から首はつながっているため、腕の疲れが肩の重さとして感じられることもあります。
睡眠・ストレス・自律神経の影響
睡眠不足や強いストレスが続くと、筋肉が緊張したままになりやすく、肩こりを感じやすくなることがあります。
自律神経とは、呼吸、血流、内臓の働きなどを自動で調整している神経です。緊張状態が続くと、体は力を抜きにくくなります。
小岩整体院では、特に睡眠の質を大切にしています。体が回復する時間が足りていなければ、日中に受けた負担がリセットされないまま翌日を迎えることになるためです。
肩こりが長く続いている方ほど、姿勢だけでなく、眠りの深さや生活のリズムも一緒に振り返ってみてください。
デスクワーク肩こりのセルフチェックポイント
次の項目は、体の状態を振り返るための参考です。当てはまるからといって、原因や症状名を自分で決められるものではありません。
- 両腕を前に伸ばしたまま、パソコン作業を1時間以上続けることが多い
- 背中を丸めて座っている時間が長い
- 深呼吸をしても、胸が広がりにくい感じがする
- 肩をすくめる癖がある、または気づくと肩が上がっている
- 万歳をしたときに、腕が耳の横までまっすぐ上がりにくい
- 肩を後ろに回すと、肩甲骨のあたりが引っかかる感じがする
- 前腕(ひじから手首の間)を押すと、痛気持ちよさや張りを感じる
- マッサージを受けた直後は軽いが、2〜3日で戻る
- 夕方や作業後に、頭の重さや目の疲れも一緒に出る
当てはまる項目が多い方は、首と肩だけでなく、肩甲骨・胸郭・腕まわりも含めて体を見直してみる価値があります。
今日からできるセルフケア3選
ここでは、デスクワークの合間に椅子に座ったままできるセルフケアを3つ紹介します。
対象は、デスクワークで肩の重さや首の張りを感じている方です。期待できるのは、肩甲骨と胸郭が動きやすくなり、首と肩への負担が減りやすくなることです。
強く押したり、大きく動かしたりする必要はありません。痛みを我慢して行う必要もありません。
手順1:胸の前を開く(1回30秒)
- 椅子に浅く座り、足の裏を床につけます。
- 両手を体の後ろで軽く組みます。組みにくい場合は、椅子の背もたれの端に手を添えるだけでかまいません。
- 胸を軽く前に出し、鼻から息を吸いながら、5秒かけて胸の前が伸びる感覚を探します。
- 口から息を吐きながら、5秒かけて力を抜きます。
- これを3回繰り返します。
胸を張ろうとして腰を反らせすぎないでください。伸びるのは胸の前側だけで十分です。
手順2:肩甲骨を寄せて、離す(10回)
- 椅子に座ったまま、両ひじを軽く曲げ、体の横に下ろします。
- 3秒かけて、左右の肩甲骨を背中の中央へ寄せます。
- 3秒かけて、ゆっくり元の位置へ戻します。
- これを10回繰り返します。
強く寄せる必要はありません。「動かしている感覚がある」程度で十分です。肩がすくんでしまう場合は、力を半分に落としてください。
手順3:前腕をゆるめる(左右各30秒)
- 右のひじを軽く曲げ、手のひらを上に向けます。
- 左手の親指で、ひじの内側から手首に向かって、前腕の内側を軽く触れる程度の力で押さえます。
- 押さえたまま、右手を5回、グーとパーにゆっくり開閉します。
- 位置を少しずつ手首側へずらしながら、30秒ほど続けます。
- 反対側も同じように行います。
痛みを感じるほど押す必要はありません。「気持ちいい」と感じる範囲で行ってください。
しびれが出る、痛みが強くなる、行ったあとに違和感が残る場合は、その時点で中止してください。
セルフケアで外してほしくない3つのポイント
1. 強さより、回数と頻度を優先する
強く押したり、勢いよく動かしたりしても、効果が上がるわけではありません。むしろ、強い刺激は体の防御反応を招き、かえって力が抜けにくくなることがあります。
1回で変えようとせず、1日に数回、短い時間で行う方が続けやすくなります。
2. 呼吸を止めない
セルフケア中に呼吸を止めると、首や肩に余計な力が入ります。動かしながら、鼻から吸って口から吐く呼吸を続けてください。
3. 座っている時間そのものを区切る
どれだけ良いセルフケアをしても、同じ姿勢が何時間も続けば負担は戻ります。理想は、30分から1時間に1回、30秒でも立ち上がって肩を回すことです。
いきなり完璧を目指す必要はありません。1日1回できた日を増やしていく形で十分です。
こんな方におすすめです
- デスクワークで、毎日肩の重さを感じている方
- マッサージに行っても、数日で元に戻ってしまう方
- 巻き肩や前かがみの姿勢が気になっている方
- 肩こりに加えて、頭の重さや目の疲れも感じる方
- 「年齢のせい」と諦めかけているが、まだ改善の余地を知りたい方
- 施術を受けながら、自分でもできることを増やしたい方
小岩整体院の整体で確認していること
小岩整体院では、肩こりで来院された方に対して、肩そのものだけでなく、体全体のつながりを確認します。
具体的には、次のような点を見ています。
- 立ち姿勢と座り姿勢で、頭の位置がどれくらい前に出ているか
- 腕を上げたときに、肩甲骨が一緒に動いているか
- 深呼吸をしたときに、胸郭がどの方向へ広がりにくいか
- 首を回したとき、左右で動きの差があるか
- 前腕や手の張り具合、指の動かしにくさ
- 普段のデスク環境、パソコンやスマートフォンを使う時間
- 睡眠の状態、寝つき、途中で目が覚めるかどうか
これらを確認するのは、同じ「肩こり」でも、負担のかかり方が人によって違うためです。首の張りが強い方と、肩甲骨が動きにくい方では、優先して整える部分が変わります。
施術では、強く揉んだり、無理にボキボキしたりするやり方は行いません。痛みを我慢する施術は、体が防御反応で緊張してしまい、かえって力が抜けにくくなると考えているためです。
そのうえで、体の状態に合わせて、その方が日常で続けられるセルフケアと生活習慣をお伝えしています。小岩整体院の関野が大切にしているのは、「自分の健康は自分で作る」という考え方です。施術は、そのための回復しやすい状態を整えるサポートだと考えています。
医療機関へ相談した方がよい目安
次のような症状がある場合は、整体で判断せず、先に医療機関へ相談してください。
- 突然、これまでにない強い痛みが起こった
- 発熱を伴っている
- 安静にしていても強く痛む
- 転倒や事故のあとから痛みが出ている
- 原因のわからない体重減少がある
肩こりの多くは緊急性の高いものではありませんが、神経や内臓、その他の症状が関係している可能性もあります。自己判断せず、医師の確認を受けてください。
また、服用している薬がある場合、自己判断で中止しないでください。薬に関する調整は、必ず処方した医師や薬剤師へご相談ください。
よくある質問
まとめ|肩こりは「こっている場所」の外側にも目を向ける
デスクワークの肩こりがなかなか良くならないとき、原因は首と肩の筋肉だけとは限りません。
- 肩甲骨が動きにくくなると、腕を支える負担が首と肩へ集中しやすくなります
- 胸郭が硬くなると呼吸が浅くなり、首の筋肉が働き続けやすくなります
- 胸の前側が縮んだままだと、肩の位置が戻りにくくなります
- 前腕や手の疲れも、肩の重さに関係することがあります
- 睡眠やストレスの状態も、筋肉の緊張と無関係ではありません
今日からできることは、次の3つです。
- 胸の前を開く(1回30秒・3回)
- 肩甲骨を寄せて、離す(10回)
- 前腕をゆるめる(左右各30秒)
いずれも、痛みを我慢せず、無理のない範囲で行ってください。しびれ、力の入りにくさ、急な強い痛み、発熱がある場合は、セルフケアを中止して医療機関へ相談してください。
小岩整体院より
小岩整体院では、肩こりに対して、こっている部分だけでなく、姿勢、肩甲骨の動き、胸郭の動き、腕の使い方、睡眠や生活習慣まで含めて、体全体のつながりを見ながら施術を行っています。
強く揉む施術や、痛みを我慢させる施術は行いません。体に負担をかけないやさしい施術で、力が抜けやすい状態を整えていきます。
その場しのぎではなく、同じ肩こりを繰り返さない体を目指したい方は、一度ご相談ください。
特に、マッサージに通っても戻ってしまう方、デスクワークの時間が長い方、肩こりと一緒に頭の重さや眠りの浅さも感じている方におすすめです。
初めての方は、下記よりご予約・お問い合わせください。



■初回利用の方へ
初めて利用される方はインターネット予約のみ受け付けています。
初回施術はカウンセリング・検査と施術で60~90分ほどお時間を頂いております。
時間に余裕をもってお越しください。
ご来院の際は階段で3階まで上がっていただきます。
住所:〒133-0057 東京都江戸川区西小岩1丁目30−6 三昌ビル301
営業時間:月~金 9時~21時(最終受付20時30分) 土・祝日 9時~18時(最終受付17時30分)
定休日:日曜日
アクセス:小岩駅北口から徒歩3分

