
こんにちは。小岩整体院の関野です。
今日は、四十肩・五十肩で夜に肩が痛む理由についてお話しします。
- 夜中に肩がうずいて、目が覚める。
- 寝返りを打つたびに、肩がズキンと痛む。
- 痛い側を下にすると眠れない。
- 日中はなんとか動けるのに、布団に入ると急につらくなる。
このようなお悩みはありませんか。
先に結論をお伝えします。四十肩・五十肩の夜間痛は、「寝ているから仕方ない」だけではありません。肩関節まわりの炎症や動きにくさに加えて、寝る向きによる圧、日中に肩へかかった負担、肩甲骨・胸郭の動きにくさ、睡眠の浅さが重なっていることがあります。
この記事では、夜に痛む理由、自分で振り返れるチェックポイント、今夜から無理なくできる工夫、医療機関へ相談した方がよい目安を順番に解説します。
この記事の要点
- 四十肩・五十肩で夜に肩が痛む理由は、寝ていることだけとは限りません
- 肩関節まわりの炎症や癒着があると、日中より安静時・夜間に痛みを感じやすくなることがあります
- 痛い側を下にする、肩が内側に入った姿勢で寝るなど、寝方によって肩への圧が変わります
- 夜間痛が非常に強い、安静時にも強く痛む、外傷後から動かせない場合は、整体より先に医療機関へ相談してください
- 小岩整体院では、痛い肩だけでなく、肩の向き、肩甲骨の動き、胸郭、肘・手首、寝方まで確認します
四十肩・五十肩の夜間痛は、寝ていることだけが原因とは限りません
四十肩・五十肩で夜に肩が痛むとき、原因は「布団に入ったこと」だけとは限りません。
四十肩・五十肩というと、多くの方は「肩が固まっているから、動かしたときに痛い」と考えるかもしれません。もちろん、腕を上げる・後ろに回す動作で痛みが出ることはよくあります。
ただ、施術の現場では、「日中は我慢できるのに、夜になると眠れない」という相談も少なくありません。
一般的には、肩関節周囲の組織に炎症や癒着があると、動かしたときだけでなく、安静にしていても痛みが出ることがあります。夜は、その安静時の痛みに気づきやすい時間帯でもあります。
大切なのは、夜の痛みを「年齢のせい」「気のせい」と片づけることではありません。なぜ夜に強く感じるのかを、肩そのものと、寝方・日中の使い方から分けて見ることです。
つまり、つらいのは肩でも、きっかけは寝姿勢や体全体のつながりにもある、ということです。
なぜ夜になると肩が痛むのか
夜の肩の痛みには、次のような要素が重なっていることがあります。ひとつずつ見ていきます。
肩関節まわりの炎症と、安静時の痛み
肩関節まわりに炎症があると、動かしていないときでも痛みを感じやすくなることがあります。
四十肩・五十肩は、年齢にちなんだ通称です。医学的には、肩関節周囲炎などと呼ばれることもあります。一般的には、肩関節を包む組織に炎症や癒着が起き、痛みと動きにくさが出る状態として説明されることが多いです。
日中は、家事や仕事で意識が分散され、痛みを後回しにしやすい時間です。反対に、夜は刺激が減り、肩の違和感に意識が向きやすくなります。
また、痛いから動かさない期間が続くと、さらに動きにくさが残ることがあります。「痛いから動かさない」→「動かさないから固まりやすい」→「夜も安静時にうずく」という循環になりやすいのが、四十肩・五十肩のつらいところです。
ただし、痛みが強い時期に無理に可動域を広げると、かえって負担が増えることがあります。夜に痛むからといって、その場で強く伸ばす必要はありません。
寝る向きで、肩への圧が変わる
痛い側を下にして寝ると、肩関節に直接圧がかかり、夜間痛が強く感じられることがあります。
横向きで眠ると、下側の肩は体重で押しつぶされます。四十肩・五十肩で動きにくい肩は、この圧を逃がしにくく、うずきや鋭い痛みにつながることがあります。
仰向けでも安心とは限りません。腕が体の内側へ落ち、肩が内側にねじれたままになると、日中と同じ「肩の向きのズレ」が夜も続きます。
イメージとしては、日中はドアの軸が少し傾いたまま無理に開いている状態で、夜はその傾いた軸の上に体重が乗る状態です。軸の向きが整わないまま圧がかかると、同じ肩でも痛みの感じ方が変わります。
施術の現場では、「どの向きで寝ているか」「途中で何度目が覚めるか」を確認すると、日中の動きにくさだけでは見えなかった負担が見えることがあります。
日中の代償が、夜になって残る
日中に肩をかばい続けていると、夜になっても肩甲骨や首まわりの緊張が抜けきらず、痛みとして残ることがあります。
四十肩・五十肩では、腕が上がりにくい分を、肩甲骨、首、背中で補おうとすることがあります。肩関節だけでなく、肩甲骨、鎖骨、胸郭、胸椎の動きにくさも関係していることがあります。
たとえば、小胸筋が硬くなると肩甲骨が動きにくくなり、広背筋や大円筋が硬いと腕を上げる動きが制限されやすくなります。日中はその代償でなんとか動いていても、夜に力が抜けないまま布団へ入ると、肩の奥がうずきやすくなります。
つまり、夜の痛みは「夜だけの問題」ではなく、日中の使い方の延長として出ていることがある、ということです。
睡眠が浅くなると、痛みを感じやすくなる
夜間痛で睡眠が浅くなると、体の回復が進みにくく、次の夜も痛みを感じやすくなることがあります。
小岩整体院では、特に睡眠の質を大切にしています。体が回復する時間が足りていなければ、日中に受けた負担がリセットされないまま翌日を迎えることになるためです。
自律神経とは、呼吸、血流、内臓の働きなどを自動で調整している神経です。痛みで何度も目が覚める状態が続くと、体は力を抜きにくくなります。
四十肩・五十肩の夜間痛では、肩そのものだけでなく、「眠れていないこと」が痛みの感じ方を強くしている可能性もあります。肩と睡眠は、切り離して考えない方が整理しやすいです。
四十肩と五十肩は、違う症状ですか?
四十肩と五十肩は、必ずしも別の症状というわけではありません。
どちらも年齢にちなんだ通称として使われることが多く、同じような痛みや動きにくさを指している場合があります。
大切なのは、症状名を決めつけることより、「夜にどの向きで痛むのか」「日中はどこまで動くのか」を見ることです。
似た症状でも、腱板損傷など別の状態が隠れていることがあります。自己判断で症状を決めつけず、夜間痛が強いときや不安が強いときは医療機関で確認してください。
四十肩・五十肩の夜間痛セルフチェックポイント
次の項目は、原因や症状名を自己診断するものではありません。夜の痛みの出方を振り返る参考として使ってください。
- 日中より、夜や明け方の方が肩の痛みが強い
- 痛い側を下にすると、すぐに目が覚める
- 仰向けでも、腕の位置を変えると痛みが変わる
- 寝返りを打つたびに、肩の奥が痛む
- 日中はなんとか動けるが、夜は安静にしていてもうずく
- 肩を内側にひねった姿勢の方が、夜も日中もつらい
- 胸を開いて肩を正面に向けた方が、少し楽に感じる
- 痛い肩だけでなく、首や肩甲骨まわりも常に張っている
- 痛みを避けるために、日中ほとんど腕を動かしていない
- 途中で何度も目が覚め、朝のだるさが残る
チェック項目に当てはまるからといって、四十肩・五十肩と決まるわけではありません。痛みが強く出る向きや時間帯を把握するための材料です。
チェックのために無理な動きをする必要はありません。悪化する感じがあるときは、そこでやめてください。
夜の痛みが強い時期にやってしまいがちなこと
四十肩・五十肩で夜に肩が痛むと、つい次のようなことを試しがちです。
- 痛い側を下にして、いつもの向きで寝ようとする
- 夜中に目が覚めたとき、動くかどうか確認しようとして腕を上げる
- 痛いところを強く揉む
- 我慢してストレッチする
- 「動かさない方が治る」と考えて、日中も完全に固定する
- 「年齢だから」と、何もせず放置する
もちろん、やさしい動きや適切なケアが役立つこともあります。
ただ、関節がうまく動かない状態で強く伸ばしたり、体重をかけて引き上げたりすると、かえって負担が増えることがあります。特に夜間痛が強い時期は、痛みを我慢して可動域を広げる必要はありません。
反対に、怖くてまったく動かさない期間が長く続くと、動きにくさが残りやすいこともあります。ここで大切なのは、強い痛みの時期と、少し動ける時期を分けて考えることです。
セルフケアをするときも、痛みを我慢する必要はありません。
今夜からできる無理のないセルフケア
対象は、四十肩・五十肩の夜間痛が気になる方です。期待できるのは、肩への圧を減らし、寝る前に力が抜けやすい状態をつくるきっかけです。痛みの消失を保証するものではありません。
夜間痛が非常に強い、安静時にも強く痛む、外傷後から動かせない場合は、次の手順は行わず、医療機関へ相談してください。
手順1:寝る向きと腕の位置を整える
- 痛い側を下にして寝ないようにします。
- 仰向けで寝る場合は、痛い腕の少し外側、またはお腹の前にクッションを置きます。
- 肩が内側へ落ちない位置で、肘が軽く曲がる高さを探します。
- 痛くない側を下にして横向きになる場合は、胸の前にクッションを抱き、痛い腕をその上に置きます。
- 肩が前に入りすぎず、耳と肩の間がつぶれない位置を、痛みのない範囲で調整します。
高く上げる必要はありません。楽に感じる位置が見つかれば十分です。
手順2:就寝前に、胸郭で呼吸する
肩を大きく動かさず、胸まわりの動きと呼吸を整えます。
- 椅子に浅く腰かけ、足の裏を床につけます。
- 肩は耳から離すイメージで、力を抜きます。
- 鼻から4秒かけて息を吸い、肋骨が横に広がる感覚を確かめます。
- 口から6秒かけて、ゆっくり吐きます。
- これを5回、痛みのない範囲で繰り返します。
胸郭とは、胸椎、肋骨、胸骨で構成される胸まわりの骨格です。簡単に言うと、肺を囲んでいるかごのような部分です。ここが動きにくいと、肩関節だけで腕を動かそうとして負担が集中しやすくなります。
息を止める必要はありません。肩がすくむ感じが出たら、吸う量を減らしてください。
手順3:肩甲骨を小さく動かす
痛みの強い夜は省略して構いません。日中や、痛みが少し落ち着いているときに行います。
- 椅子に座り、両肘を体の側面に軽くつけます。
- 肩を耳に近づけるように、2秒かけてすくめます。
- 2秒かけて、肩を下へ戻します。
- 次に、肩甲骨を背骨へ寄せる方向へ、小さく1回寄せます。
- 力を抜いて戻します。
- すくめる動きと寄せる動きを、それぞれ5回までを目安にします。
腕を耳の横まで上げる必要はありません。肩甲骨が少し動く感覚があれば十分です。途中で痛みが出たら、そこで中止してください。
効果を出すためのポイント
1. 夜中に「動くか確認」しない
目が覚めたときに腕を上げて確かめると、炎症の強い時期は痛みが増すことがあります。まずは腕の位置をクッションで支え直し、呼吸を整えることを優先してください。
2. 強く押さず、短時間で終える
痛い場所を親指で強く揉む必要はありません。軽く触れる程度、または腕を支えるだけでも十分です。1回に長くやりすぎず、手順2は1〜2分、手順3は痛みのない範囲で止めてください。
3. 夜の工夫と、日中の使い方をセットで見る
夜の寝方だけを変えても、日中に肩が内側へ入ったままパソコンや家事をしていると、同じ負担が残りやすいです。デスクでは肘が体の近くに来る位置、腕を高く上げ続けないこと、痛みのない範囲で肩甲骨を動かすことを、可能な範囲で取り入れてみてください。
こんな方におすすめです
- 四十肩・五十肩で、夜中に肩が痛くて目が覚める方
- 寝返りを打つたびに肩がつらい方
- 日中は動けるのに、布団に入ると痛みが強くなる方
- 痛い側を下にすると眠れない方
- 肩だけでなく、首や肩甲骨まわりの張りも気になる方
- 強く揉む施術や、無理なストレッチが不安な方
- 施術を受けながら、自分でもできることを増やしたい方
小岩整体院の整体で確認していること
小岩整体院では、四十肩・五十肩の夜間痛で来院された方に対して、痛い肩だけを見るのではなく、体全体のつながりを確認します。
具体的には、次のような点を見ています。
- 肩の向き(内側へのねじれ)と、胸の開きやすさ
- 腕を前から上げる、横から上げる、後ろに回す動作の左右差
- 肩甲骨が、腕の動きに合わせて一緒に動いているか
- 深呼吸をしたときに、胸郭がどの方向へ広がりにくいか
- 肘・手首まわりの硬さやねじれ
- 棘下筋、小円筋、肩甲下筋、小胸筋、広背筋など、肩甲骨と肩関節をつなぐ筋肉の動きにくさ
- 普段、どの向きで寝ているか、途中で目が覚めるかどうか
- 日中のデスク作業、家事、腕の使い方
これらを確認するのは、同じ「夜の肩の痛み」でも、炎症の強さ、寝姿勢、代償の出方が人によって違うためです。夜間痛が強く、医療機関での確認が先と判断できる場合は、その旨をお伝えします。
施術では、強く揉んだり、無理にボキボキしたりするやり方は行いません。痛みを我慢する施術は、体が防御反応で緊張してしまい、かえって力が抜けにくくなると考えているためです。
そのうえで、体の状態に合わせて、その方が日常で続けられるセルフケアと生活習慣をお伝えしています。小岩整体院の関野が大切にしているのは、「自分の健康は自分で作る」という考え方です。施術は、そのための回復しやすい状態を整えるサポートだと考えています。
肩まわりの動きにくさや、日中のセルフケア手順を詳しく知りたい方は、あわせて「四十肩で腕が上がらない原因」の記事と、「四十肩・五十肩で肩が上がらない方へのセルフケア」の記事も参考にしてください。
医療機関へ相談した方がよい目安
次のような症状がある場合は、整体で判断せず、先に医療機関へ相談してください。
- 夜間痛が非常に強く、眠ることが難しい
- 安静にしていても強く痛む
- 転倒や事故のあとから、急に腕が上がらなくなった
- 発熱や、肩の明らかな腫れを伴っている
- 突然、これまでにない強い痛みが起こった
- セルフケアで症状が明らかに悪化する
四十肩・五十肩に見える症状でも、別の状態が隠れていることがあります。検査や診断ができるのは医療機関だけです。自己判断せず、医師の確認を受けてください。
危険なサインがある場合は、整体への相談より、医療機関での確認が最優先です。
また、服用している薬がある場合、自己判断で中止しないでください。薬に関する調整は、必ず処方した医師や薬剤師へご相談ください。
よくある質問
まとめ|夜の肩の痛みは「寝方」と「日中の負担」の両方を見る
四十肩・五十肩で夜に肩が痛むとき、原因は寝ていることだけとは限りません。
- 肩関節まわりの炎症があると、安静時や夜間に痛みを感じやすくなることがあります
- 痛い側を下にする、肩が内側に入った姿勢で寝ると、肩への圧が増えます
- 日中に肩甲骨や首でかばい続けた緊張が、夜まで残ることがあります
- 睡眠が浅くなると、痛みを感じやすく、回復が進みにくくなることがあります
- 強い夜間痛、外傷後、しびれなどは、医療機関への相談を優先します
今夜からできることは、次の3つです。
- 寝る向きと腕の位置を整える(痛い側を下にしない)
- 就寝前に、胸郭で呼吸する(4秒吸って6秒吐く・5回)
- 痛みのない範囲で、肩甲骨を小さく動かす(すくめる・寄せる各5回)
いずれも、痛みを我慢せず、無理のない範囲で行ってください。夜間痛が非常に強い、安静時にも強く痛む、しびれや力の入りにくさがある場合は、セルフケアを中止して医療機関へ相談してください。
小岩整体院より
小岩整体院では、四十肩・五十肩の夜間痛に対して、痛い部分だけでなく、肩の向き、肩甲骨の動き、胸郭の動き、肘・手首、寝方や生活習慣まで含めて、体全体のつながりを見ながら施術を行っています。
強く揉む施術や、痛みを我慢させる施術は行いません。体に負担をかけないやさしい施術で、力が抜けやすい状態を整えていきます。
その場しのぎではなく、同じ痛みを繰り返さない体を目指したい方は、一度ご相談ください。
特に、夜中に目が覚めて困っている方、日中は動けるのに夜だけつらい方、マッサージに通っても戻りやすい方におすすめです。
なお、強い夜間痛やしびれなど、危険なサインがある場合は、整体ではなく医療機関での確認が最優先です。
初めての方は、下記よりご予約・お問い合わせください。



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初めて利用される方はインターネット予約のみ受け付けています。
初回施術はカウンセリング・検査と施術で60~90分ほどお時間を頂いております。
時間に余裕をもってお越しください。
ご来院の際は階段で3階まで上がっていただきます。
住所:〒133-0057 東京都江戸川区西小岩1丁目30−6 三昌ビル301
営業時間:月~金 9時~21時(最終受付20時30分) 土・祝日 9時~18時(最終受付17時30分)
定休日:日曜日
アクセス:小岩駅北口から徒歩3分

